無事に帰国しました。

文化交流使事業 帰国の御報告

ワシントンD.C.、ラスベガス、サクラメント、ロスアンゼルス、シドニー、メルボルン、バンクーバー、シンガポール、4ヶ国8都市への歴訪、活動を滞りなく遂行して参りました。
日本国内、また各都市にて多大なる御協力を頂きました皆様に、改めて心より感謝申し上げます。
お会いした一人一人との対話、そして様々な樹種の盆栽との対話は今も思い出されます。
活動におけるすべてが良き想い出であり、良き出会いであったと思っております。

「盆栽職人は黒子である」
親方から受け継いだ教えで、
盆栽が主役であって、職人は一時期の責任を持って携わる裏方の存在。
盆栽に対して謙虚でいなけらばならない。
人が半分、自然が半分作る。
このようなお話を各地でさせていただきました。

盆栽でいう謙虚とは、四季の変化や自然への畏怖と共に紡いだ風土の中で培われたとても美しい姿です。
謙虚とは尊重であり、調和です。
そんな日本の美しい心は、美しい文化、盆栽を育てました。

今回、このような機会を与えてくれた盆栽に感謝です。
盆栽師としての文化交流はこれからも長く続けていきます。
引き続き、応援よろしくお願い致します。

令和元年度文化庁文化交流使
盆栽師
森隆宏