本日、出発の日を迎えております。
期間は2ヶ月。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポールと訪問いたします。
各都市の公共施設や文化施設での講演。
盆栽クラブでの実技指導をさせていただくことになりますが、
純粋に盆栽を楽しむ方々との交流に、
責務を超えた強い繋がりや感動が待ち構えているのではないかと、
期待と緊張を携えているところです。
最初の訪問国はアメリカ合衆国。
盆栽の歴史は古く、100年以上になるでしょう。
技術や知識は一通り理解している方も多くいると思います。
(アメリカに限らず。)
「日本に追いつけ」と情熱をかけ盆栽と向き合っている方、
また、全く盆栽との接点がなく、
たまたま私の講演会を目にして足を運んでくれる方。
今の私だからできること、
これまで携わった盆栽の先輩方や愛好家の
言葉、想い、自身の経験一つ一つを丁寧にお伝えして参ります。
盆栽の世界に入り18年。
家族は快く思わなかった進路でした。
しかし、良き同業者、愛好家、友人知人に支えられ、
今日の活動に繋がっていると、
そして、これも一つの親孝行の形かと。
今一度、新たな挑戦を前にこれまで携わってきた
全ての方々に感謝をしております。
地位は人を作ると申します。
文化交流使、そして盆栽職人としての責務に尽力し、
盆栽を通して喜びと学びを多くの方々と共有することを願いつつ。
それでは、行ってまいります。