国風展審査

第100回国風盆栽展の審査が行われた。

国内の展示会では唯一審査を設けており、審査に合格したもののみが展示される、まさに最高峰の舞台である。

戦前から開催されてきた歴史ある展示会は、愛好家の夢であり、全国の愛好家が丹精込めて創り育てた盆栽の晴れの舞台だ。

その国風展に飾るためのお手伝いをさせていただくことは、職人冥利に尽きる仕事であり、盆栽に携わる身として一年で一番の大仕事でもある。

毎年10数点の作品を国風展に送り出してきたが、今年は14点。

すべてを国風展に入選させたいという思いで手入れを行ってきたが、審査によっては落選することもあり、過去には苦い結果となったこともある。

全国から選りすぐりの名木たちが集まり競う以上、自分たちが「素晴らしい」と思うものをさらに超える素晴らしい盆栽があるのも当然だ。

そして今年は第100回というメモリアルイヤー。応募数が増えるという前評判は、その通りの結果となった。

夕方16時を回る頃、合否を伝える電話が入る。

結果は、大変に良い知らせであった。まだ確認できていないものもあるためすべてとは言えないが、ほぼ全ての作品が入選。

朝からの緊張がひとまずほぐれる。安堵のため息とともに、肩の荷が下りる感覚。

それぞれの愛好家へお祝いの言葉を添えて入選のご報告。

明るい報告ができるのは本当に嬉しいことだし、電話越しに浮かぶであろう喜びの表情を想像できるのも、審査の日ならではである。

一年で一番のご褒美のような一日だ。