いすみ鉄道

千葉県房総半島。大原駅から上総中野駅を片道1時間で走る単線1車両列車。

14駅を結ぶその沿線沿いは桜と菜の花の景色が広がるお花見スポットとなっている。

列車に乗って花見ができるとはなかなか良いではないか と日帰り旅行感覚で出かける。天気も良く穏やかで最高の花見日和。

車と列車のどちらの旅が好きかというと 列車の方が好き。お酒が飲めるというのが一番の理由だが(今回は禁酒100日チャレンジ中)車内読書が好き。暖かい日差しの温度が眠気を誘う感覚が好き。というのんびりした時間が持てる良さが列車旅にはある。

時期的にも桜と菜の花が満開とあり 心が景色に染み込んでいくような一体化を得られた。平日とコロナの影響もあるのか 車内は約4割の乗車率。乗客みんな座れて 所々空席もある程度だ。

ガタンゴトンといういかにもローカル線の揺れと機械音。田んぼには水が張られ 青空を映し黄色の菜の花を手前に映しだす。青と黄色の美しい配色。

いすみ鉄道は廃線の危機を乗り越え 幾多のイノベーションを起こして地元民の交通インフラとしての機能だけでなく 観光事業で復活した成功例だと思う。社員と地域住民の絆と協力体制が起こした再生の軌跡。

廃れつつある盆栽にもイノベーションを起こし 感動を結ぶ存在にしていきたいとは思うのですが 果たして・・。拝金主義の世代や風潮が切り替わっていけば・・。