今年度最初の月曜日ということで ラジオの新番組も始まる。
毎週いつもの時間のに聞こえる声が違うだけで 違和感を覚えるのも やはり日常に刷り込まれた習慣なのか。
災害などがあると 非日常の生活を送らなければならない環境にあるとき 日常のラジオを聴くことで心が落ち着くらしい。
ウクライナの状況を日々ニュースで目にするたびに 苦しくなる。
1999年秋。20歳の私はポーランドのクラクフを訪れた。クラクフに行く者の目的地は決まっている。アウシュビッツ収容所 ビルケナウ強制収容所。
戦争の愚かさ 理性を失った人間の過ちの歴史。ここで簡単に書くことのできない強烈な印象は 私の体に消えることなく刻み込まれている。
ラジオからは新番組のお祝い伝言や 新年度も継続するというような言葉が次々に。
願わくは世界中何げない日常の暮らしの話がラジオから流れていきますように。