日本らしさ

庭に植えてある樹を2本伐採してもらうことにした。

自然な日除け 夏場の寒冷紗として最適な環境を作ってくれているのだが 落葉後の落ち葉掃除が毎年大変で 負担を少し減らしたいと言うのが本心。4、5mの樹と10mほどの樹。

伐採を開始する前に 樹の根元に清めの塩とお酒をまき 手を合わせ樹に両手を添える。庭師さんのその樹に対する姿勢は美しいなぁと 朝から心が感動で満たされてしまった。

「きちんと清めてくれてありがとうございます。」とお礼を伝えると 「頑張って生きてきた樹ですからね。」と返答。

立派な方だなぁと思った。市役所で雇うシルバー人材にはこのような気持ちは皆無だろうし 仕事の意味合いが全く違うのだと思う。

職人の修行は時代錯誤で合理的じゃない と人は言うかもしれないけれども 何をするかじゃなくて何故自分がそれをするかを理解して行う仕事ができるのが 修行をした職人とそうじゃない人の違いなのかな。