中年の危機

40代50代で直面する精神的迷いとも言われる中年の危機。

盆栽職人。良くも悪くも高みを望めない職種なだけに安定した低空飛行で大きな時流の影響も受けず 精神的苦痛も比較的少なく過ごしてきてしまったせいで 若い頃は絶対に嫌だと思っていたぬるま湯状態。それが長く続いている。

業界も縮小傾向にあるため ぬるま湯どころか茹でガエル現象でじわじわ死にむかっていくのをぼーっと眺め 何か大きくそこから飛び出す術も思い当たらない危機的思考停止状態である。

2ヶ月ぶりに散髪。帰り際2ヶ月後にまたお願いねなんて話すと すいません。3月で職場を離れて自分でお店始めるんですとのこと。これまでそんなそぶりを全く見せなかったのでとても驚いたが 同年代 ここで変化に挑む彼を心から応援したい。

そういえば昨年から転職や起業と40代前半の友人知人からそんな知らせが5、6件入る。

実力がある人たち。どんな道でも切り開く力があるのだろうけど 家族があり子供がまだ小さくオンオフもない忙しない状況で動こうと決められるメンタルと行動力にちょっと羨ましいと思った。

職場や役職などを軸に生きる自分か 環境にとらわれず自分自身自立して生きるか。人生の深みは違うだろうな。

早く美味い酒を交わしたいものです。