国風後期

国風展後期視察。驚きの幅が大きい展示だった。

前期はストライクゾーン狭めの粒揃い さすが国風展舐めちゃいかんなぁ 勉強になりますっ。という感じで鑑賞していたが 後期展示は ストライクゾーン広めな設定で 千鳥のコントみたいに カウンターのみのお寿司屋さんで美味い寿司の合間たまにスパム挟んでくる みたいな名木と迷木のバランスが楽しめる展示でした。

それにしても前期後期共に中国勢が真柏 紅葉 皐月と豪快な樹を出してきて 盆栽界の小さな資本主義におけるヒエラルキーの上部へのし上がっていく様を年々見せつけられる。

国内で伝統と継承の美学とともに次世代へ受け継がれていくのならまだしも 今年もしくは来年にはほぼ国外へ運ばれてしまうのかな。いくら吠えても負け犬の遠吠え。

全作品の約16%が中国。

来年コロナが収まれば中国さらに今年出展を控えたヨーロッパ勢が と海外勢の国風ビジネスの波は激しくなるんだろう。

美術品たる宿命なのかな。