道路に積もった雪のため出仕事はお休み。

本来 天気に左右されない仕事なのだが 車が動かせないのは致命的。

家仕事に切り替えて 途中まで進めていた黒松の手入れをすることにする。

と始めてはみたが 気分が乗らず進まない日もあるのだよ。ということで早々に諦めて仕事を切り上げる。

買いためてあった図録をソファーにだらっと横たわり 座り読み耽る。

図録をパラパラ読み進めて 他の美術作品や業界を盆栽と比較しながら さまざま考えに至るのだが

盆栽はニッチな分野過ぎ 組合組織は高齢な方ばかりで変革が起こらない だから功を奏して細々生き延びている業界なのかな。

生存競争に盆栽が生き抜く術は”変化しない”というスタンスが 今もこれからも存在していく術なのかと諦めの気持ちも含めつつも 納得してしまった。

ただ 縮小する現状を理解した上で変化しないを選択するのと 全くの脳天気頭パーチクリン チャイナに高値で売っちゃいなのお馬鹿業者で変化できないだけなのだと 未来がだいぶ違う。

盆栽界にインテリジェンスな活動をしている人が皆無なのは 未来がないと悲観的にならざるを得ない。

商売人と職人と知識人が協力すれば 未来はもうちょっと明るくなるのかぁと期待するんですけどね。