犬や猫などと生活を共にしたことがなく 幼少期に飼っていたインコのピーちゃんも鳥カゴの掃除をしている際に飛んで行ってしまった。
この約1年半 週3の頻度で近くにいたポチという犬がいる。ポチは老犬で 一緒に過ごした時間はリードをつける必要はなく よちよちと歩く程度の状態。
そのうち視力はほぼなくなり 足の筋力を失い体重を支えることもできなくなっていった。
今年に入り いよいよ歩くことさえままならず 食欲はあるものの 日に日に体力の低下が見え 横になった状態で足を動かすだけの一日を過ごすことになっていた。
そんな状態で4週が経った今朝 いつも通り夜の寝床から日中の寝床へ移動してあげる時 これまでとは違う感覚。
もしかしたら今日がお別れの日になってしまうのかなと。
横になって動かない午前中。午後になるとたまに足を動かしたり 陽の光を温かく感じている様子。
もう少し頑張れるね と体の汚れを拭き取り 作業をしながら横目で様子を確認していたのだが。
今朝の予感の通り その生涯を終えました。
飼い主は留守にしていたので その身を新しい寝床に運び 顔伏せをし 手を合わせました。
「生まれてきてくれてありがとうね。ゆっくり休んでね」と
お看取りという初めて生と死の間に立ち会った体験。最後の最後まで多くを学ばせていただきました。ありがとうポチさん。