ハサミのメンテナンスを頼もうと職人さんに連絡をとったところ 高齢のため仕事を請け負うことを辞めたとの話。
どんなに良い職人さんも 人知れずその職人生涯の幕を閉じる時がくるわけで。
来月100歳を迎える祖母は 92歳まで仕事を続けた。仕事が難しくなったのではなく 仕事が少なくなったからだという。
作家や芸術家と違い職人の手仕事は作品として残らない 名のある形で残ることはない。
人知れず始まり 人知れず終える。だから誰に頼ることも媚びることもなく自分に正直に仕事ができたら良いのかな。
ただそれが原因で偏屈で頑固な年寄りにはならないよう注意はしたい。