てかがみ

今年一年の感謝をこめて 盆栽道具の手入れをし 無事に本年の盆栽業務終了。

年末最後の観劇は 友人からオペラ鑑賞に誘っていただいたので川崎まで。

オペラ鑑賞はウィーン国立劇場以来22年ぶり。前回は立ち見席で鑑賞価値も分からずだったので 今回ほぼ初オペラ。

時代や国(日米)世代を越えて「手鏡」がつなぐ人生のストーリー。戦争下そして21世紀を迎え 個々内に秘めた時代背景と記憶。苦しみや後悔を途絶えさせるのではなく その全てを受け入れ浄化させ 自分という存在が次世代への架け橋なんだと。

戦争を知らず 失う辛さ 圧倒的な絶望に打ちのめされたことのない私ですが 40代になり年々社会の中の個人という意識が強くなっていくわけで 自己中心的な過去の自分を振り返ると 少しは馴染んできているのかなと思う年の瀬でございます。

近距離でプロの演奏と演劇 歌唱に圧倒された素晴らしい時間でした。

ありがとうございました。