我田引水

誰かに迷惑をかけたわけでもないのだが日頃の信念と裏腹に内に染み込んでる邪心がブワッと表に現れたことに恥じてます。

島根県。出雲大社を参拝し拝殿八足門とお参り。次に本殿裏手にある素鵞社(そがのやしろ)を参拝した時に起こった話。無知により素鵞社その存在を知らず普段通りにお参りしていると他の参拝者がいそいそと裏手に回る。何故?とつられて私も裏手へ。

裏手には木枠に盛られた砂をジップロック的な袋に詰める人が幾人。

秘密の砂?知る人ぞ知る幸運の砂かっ!なんだこれは!とテンションが上がりよしよしオイラもご利益いただきたい。と紙袋に入れてみたものの知らずままではとネット検索。

そして顔面赤面。確かにご利益や厄除けの砂ではあるもののその砂を持ち帰る為には一定のルールが。

自らの足で稲佐の浜へ行き砂をいただきその砂を素鵞社で一年間預けた後渡した量よりも少ない量で持ち帰ることができる。というルール。

それも知らずにただただイエェーい!めっけもんだぜー!ゲットだぜー!ウェーイ!と自分の事しか考えない行動に顔から火ロケット噴射。ウェーイ!とはまさに我田引水。煩悩の塊。

即その場で砂はお返ししその足で稲佐の浜へ砂を取りに行く。再度素鵞社へ参拝してから改めて少量の砂をいただく。遠方からの参拝者向けルールがある。

今回の出来事はしみじみ自分の未熟さを痛感したのであります。一瞬でも本気で考えて出家を考えた出来事でした。

ちなみに基本神社やお寺はお願いでなく感謝を伝えに行く場所と習っております。