早朝 愛好家宅へ新調した水甕をお届けに伺う。
小品を愛好されるお宅の盆栽棚はすでに冬支度。
大きめの発泡スチロールの中に冬支度の済んだ盆栽が7、8鉢づつ
丁寧に分けて入れられている。
その分 いつも所狭しと並んである棚はすっきりとしており
この方が綺麗で見やすいな と毎年のように思うのである。
長年の愛好家はみんな言う。値段が安いとばかりに買うと
いつの間に将来性のない樹ばかりが増え 枯れもしないから
どんどん増えていく。
8割の愛好家の盆栽棚場はその言葉通りだな と納得します。
かといって 高額な盆栽を経験値の少ない段階で買うリスクも
あるわけで。また成長のために失敗をすることも必要なわけで。
経験と成長と失敗のバランスってどんな割合で構成されるのが
ベストなんだろうかとふと考える。
そんな都合良い比率が分かれば人生も楽に生きやすくなるかな。