淡々と

小品から貴風サイズの五葉や真柏の

針金整枝を淡々とこなす日だった。

たまに気分転換に庭掃除をし、

また仕事に戻る。飽きたらまた庭の

繰り返し。

この庭掃除の作業にどれだけの労力と

時間を取られているのだろう。

 

この時期必ず、ここを離れようかな、

と幾度となく頭をよぎるのである。

自然の中に人が入り込むのと、

人の中に自然を作り込むのとは、

大きな違い。